Max Summer School in Geidai 2025講師紹介

後藤 英
作曲家、ニューメディア・アーティスト。国際的に評価されており世界活地で活躍。刺激的な作品で新たなテクノロジーと関連させて発表している。フランス、パリにあるポンピドゥー・センターのIRCAMの招待作曲家、研究員、ボルドー芸術大学の准教授を経て、現在は東京芸術大学の教授。

主な賞歴は、ボストン・シンフォニー・オーケストラ・フェローシップ、タングルウッド音楽祭より、クーセヴィツキー賞、ワシントン州のマルゼナ国際作曲コンペティションにて第1位、ドイツにてベルリナー・コンポジション・アウフトラーゲ1994、パリのユネスコで行われた、IMC国際作曲家会議にて入選、フランス政府よりDICREAM、ドイツ、ベルリンのミュージック・シアター・ナウ・アワード2008にて受賞、フランス、バン・ニューメリック4、アンガン・デ・バン・デジタル・アート国際フェスティバルにて、「OFQJダンス・ニューテクノロジー賞」を受賞、2010年ブラジルのFileフェスティバルにてFILE PRIX LUXのElectronic Sonority Honor Award 賞、2011年イタリアにてAction Sharing 2の大賞を受賞、2013年KAO国際キネティック・アート・コンペティションにて第2位、同年オーストリアのアルスエレクトニカにてデジタル・ミュージック&サウンド・アートの栄誉賞を受賞などが挙げられる。

作品は世界各国の音楽祭、レゾナンス/IRCAM、タングルウッド音楽祭、ICC、SONAR、 Haus der Kultures der Welt, ISEA、NIME, ヴェネツィアビエンナーレなどにて演奏されている。

http://gotolab.geidai.ac.jp/
北爪 裕道
作曲家、音楽家、技術者、プロデューサーとして多方面に活動。
作品は、ソロからオーケストラまでの器楽・声楽作品に加え、電子音響、ライブエレクトロニクス、自動演奏楽器による音楽、インスタレーションなど多岐にわたる。

様々な楽器奏法の探求、独自の楽器や自動演奏装置の制作、新しいデバイスや電子音響技術などの研究・開発を通じて、作曲と実装を一体的に行う。また、他の作曲家作品においても、電子音響パートや演奏システムの制作やオペレーションを数多く担当。

2024年には、年内にパリとソウルで2度にわたって開催された、IRCAMフォーラム30周年記念特別エディションに、自身が開発した新型立体音響システムが両都市で連続して招待され、登壇。
幼少期よりピアノ、指揮、コントラバス、作曲理論を学び、東京藝術大学作曲専攻を修了。並行して桐朋学園大学などで指揮を専攻し、新作初演などの指揮も多数手がけた。

その後、パリ国立高等音楽院作曲科第一・第二課程およびIRCAM作曲・コンピュータ音楽課程を、いずれも首席で入学・修了。
帰国後、東京藝術大学、桐朋学園大学、国立音楽大学、東京大学などで非常勤講師を務め、現在は北海道教育大学音楽文化専攻作曲研究室准教授。INTEG’Lab主宰。
松村誠一郎
専門はサウンドを用いたデジタルアート作品制作、プログラミングを用いたライブパフォーマンス、サウンドデザイン。株式会社セガ・エンタープライゼス(現 セガ),東京藝術大学芸術情報センター助教、東京工科大学デザイン学部准教授を経て、2018年より東京工科大学/デザイン研究科教授。博士(学際情報学)。

作品はSound and Music Computing(SMC),International Computer Music Conference(ICMC)等の国際学会, WRO Media Art Biennale, Audio Art等で上演, 展示されている。著書に「Pd Recipe Book」(BNN, 2012年)、「『Max』ではじめるサウンドプログラミング:『音』と『映像』を作る『ビジュアル』なプログラミング環境」(工学社, 2017年)、「『Renoise』ではじめるミュージックトラッカー入門」(工学社, 2020年)、「メディアテクノロジーシリーズ8 サウンドデザイン(共著)」(コロナ社, 2024年)がある。
由雄 正恒
神戸出身。作曲家、メディアマスターNo.75。コンピュータによる芸術作品の創作を専門とし、アルゴリズミック・コンポジション、音響合成、ライブエレクトロニクス、メディア表現を題材にした創作研究を行っている。
電子音響作品は、国内外(ICMC-国際コンピュータ音楽会議、Contemporary Computer Music Concert, FUJI acousmatic music festival, MUSICACOUSTICA-BEIJIN, Festival FUTURA等)において演奏される。

昭和音楽大学作曲学科、IAMASアートアンドメディア・ラボ科を卒業。日本作曲家協議会、日本音楽即興学会、情報処理学会音楽情報科学研究会会員、先端芸術音楽創作学会運営委員、日本電子音楽協会理事、昭和音楽大学准教授。

http://masatsu.net/
磯部 英彬
作曲家、メディアアーティスト。コンピュータを中心とした作曲活動のほか様々な他の作曲家の電子作品のオペレータを担当する。
近年はセンサーを活用した電子楽器の製作、演奏補助機器等の開発、NHK電子音楽スタジオで制作された作品の調査研究も行なっている。

主要な作品は日本をはじめ、ギリシャ、オランダ、ドイツ、韓国などで演奏されている。 東京音楽大学非常勤講師。電子音楽団体マキシマム主宰